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7月5日(日)ケーススタディ&グループSV体験講座 in札幌の様子

7月5日(日)ケーススタディ&グループSV体験講座 in札幌の様子

執筆者 | 内田 智子

7月5日(日)に、
「1級CC技能士と一緒に読み解く

ケーススタディ&グループスーパービジョン体験講座 in 札幌」
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの内田です。

昨年ご好評いただいた対面講座を、今年は札幌でも開催しました。
当日は、夏らしい爽やかなお天気。
今回は少人数での開催だったこともあり、参加者同士の距離もぐっと近く、
昨年7月の「夏のお客様大感謝祭」でお会いした方との再会もあれば、新しい出会いも。
みなさん自然に会話が弾み、笑顔の絶えない一日になりました。

午前は、まず一人で事例を読み解き、その後はグループで意見交換。
お互いの視点に刺激を受けながら理解を深めていきました。
1級技能士の読み解きは、本当に奥が深く、紙の上の事例なのに、
相談者の表情や声まで浮かんでくるよう。
言葉の背景にある思いや状況まで丁寧に考えていく姿に、何度も「さすがだなぁ」と。

午後は、事例をもとにグループスーパービジョン。
参加者同士で質問を重ねながら、みんなで一つの事例を見つめていきます。

そして、印象に残ったのは、1級技能士ならではの関わり方です。
答えを急ぐのではなく、じっくりと対話を重ねていく姿は、
そのままクライエントとの関わり方につながるものだと感じました。

スーパービジョンは、技法を教えてもらう場ではなく、「自分はどうあるか?」
を見つめ直す時間でもあるのだと、改めて考えさせられました。

それでは、今回の講座の振り返りをしていきましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、上手に活用して復習してください。

「事例読み解き&グループSV体験講座」の振り返り

では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
CCとして資質を高め、技量を磨こうという成長意欲を感じる
とても熱心な受講者さんの生の声です。ぜひみなさんにご覧いただきたいです。

参加された方の声

初めて対面講習に参加しました。温かい雰囲気の中で学ぶことができました。
実は、2級技能士試験の翌日でした。試験では思うような面談ができず、「第37回も受験か~?」という思いを抱えたまま会場へ向かいました。しかし、八阪先生や受講生の皆さんにお会いすると、不思議なくらい自然に受講モードへと気持ちが切り替わっていました。

午前の事例読み解きでは、相談者さんの背景や「この人はどんな人なのか」という人物像を十分に捉え切れていなかったことに気づかされました。先生の事例の読み解きは本当に深く、相談者さんの背景や日常まで輪郭があり、まるで色や匂いで、粒度の繊細さが伝わってきました。その深さに触れ、「自分にはここが足りなかった」と試験当日の面談と重ねながら痛感しました。
午後は、初めてスーパービジョン(SV)の講座を受けました。私だけが2級受験生で、他の受講生は1級保持者や1級受験生でした。そのため最初は戸惑いもありましたが、ずっと頭から離れなかった過去の失敗事例を持ち込むことにしました。恥ずかしさもありましたが、「ここから逃げてはいけない」と覚悟を決めて臨みました。

何巡にもわたる質問を受ける中で、ぼんやりとしていた相談者さんの輪郭が少しずつ見えてきました。同時に、「キャリアコンサルタントとしての私はどうだったのか」という問いも投げかけられ、冷や汗が止まりませんでした。その後のSVでは、1級受験者のための指導でありながら、私にも必要な学びを与えてくださっていることに気づきました。私の面談がどこでうわ滑りし、なぜ相談者さんとズレるのか、その原因や思考のクセを丁寧に示してくださいました。

今回SVを体験し、日頃からSVを受け続けることの大切さを心から理解しました。技術だけではなく、自分自身の思考や関わり方のクセと向き合い、それを意図的に修正しながら面談に臨むことが何より大切なのだと学びました。その積み重ねが相談者さんとの距離を縮め、本当の意味での関係構築につながることを実感しました。自分のクセと向き合い、毎回の相談で意図的に修正し続けることを怠ってはいけないと、深く心に刻まれた一日でした。

八阪先生、札幌の受講生の皆さん、本当にありがとうございました。私は、引き続き熟練レベルを目指します。いつか皆さんと同じ1級となり、SVする側のにも挑戦できるよう受験と自己研鑽します。

今回の講座全体を通して、キャリアコンサルタント(CC)として事例を多面的に読み解くことの重要性と、質問に込める「意図性」、そして安心できる場づくりの大切さについて、極めて多くの学びと気づきをいただきました。

前半の事例ワークでは、同じ事例に同じ時間をかけて丁寧に読み解くというプロセス自体が、私にとって初めての経験でした。さらに、それをグループで共有したことで、自分とは異なる捉え方や見方が幾通りもあることを肌で体験できました。仲間と共に対話を重ね、事例の背景にある労働環境まで思い描きながらワークを進めたことで、一人の生身の人間としてのリアルな人物像が浮かび上がってきました。
CLが抱える孤独感、日々の仕事への激しい疲労感、そして将来に対する漠然とした不安感。これらを立体的に描きながら向き合えたことで、文字情報の枠を超え、さらに一歩踏み込んだ情景から「見立て」を行うことができました。支援において、一方向からの視点ではなく、多面的な立体感を持ってCLを捉え、関わっていくことの本当の意味を体験できたことは大きな収穫です。

後半のワークでは、一事例に対して順番に問いを立てていく中で、自分の質問が単なる「事柄としての情報収集」になっているのか、それとも「個人の思考や価値観」に焦点を当てたものなのかを、常に考えながら臨むことができました。これにより、CCが発する質問の一つひとつに存在する「意図性」を強く実感いたしました。
特に印象的だったのは、先生の質問の視点です。先生の発問を意識して聴く中で、先生が常に「事例相談者」にピタリと視点を合わせ、その内面に寄り添う質問を重ねられていることに気が付きました。ワーク中は先生のその姿勢を意識しながら、自分なりに事例相談者への関わり方を考え、質問を組み立てたつもりです。

そして何より、同じ目標を持ち、共に学びの場に集っている仲間たちだからこそ、これほど深いワークが実現できたのだと感じています。事例相談者が心を開き、安心して話ができる「場」としての重要性を、身をもって改めて学ぶことができました。ここで得た多面的な視点、意図性のある問い、そして安心感を生み出す関わり方を忘れることなく、今後の相談業務において、目の前の相談者に深く伴走できるよう、日々の実践と研鑽を積み重ねていきます。

今回の講座では、共感的理解や、自分の癖を自覚して向き合うことの難しさを改めて実感いたしました。

午前中の事例読み解きでは、Clの立場に立って言葉の奥にある考えや気持ちを読み取ろうとしても、「私ならこう考えて、こう感じる」という自分の視点が先に浮かび上がってしまい、そのうえで「この相談者はどう感じているのか」と内的プロセスをたどるため、どうしても自分の枠組みの影響を受けてしまうことに気づきました。
午後のグループSVでも、過去に出会った方々と照らし合わせて捉えてしまう癖が自分にも当てはまり、「あ、またこう考えているな」と気づくことはできても、その場でコントロールすることは難しく感じました。特に、普段の面談でも時間の後半になると焦りや不安が強まり、癖が出やすくなる傾向があります。

こうした傾向は、面談の場面だけでなく、日常生活でも同じように現れることを今回あらためて感じました。PCやメール設定のトラブルなど、不安や焦りが高まる場面では特にその癖が出やすく、状況を落ち着いて見られなくなることがあります。そして今回、先生へのご連絡の際にも同じ傾向が出てしまいました(中略)。

自分が不安や焦りを感じると、相手の状況や理解度に合わせて待つことが難しくなる癖は、事例指導のロールプレイでも共通する課題だと感じております。個別指導でも、引き続きご指導いただけますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

八阪先生、サポーターの内田さん、共に学ばれた皆さま、ありがとうございました。
対面の講座は、お互い目を合わせながら意見を交換しあうことができ、オンラインとはまた違った良さがありました。

最初の事例で、相談者の言葉に出さない思いを感じ取れるようにじっくり意見交換をしました。また八阪先生の深い読み解きを聞き、自分では考えなかった捉え方が本当に参考になりました。夜勤明け、通勤通学の人たちとすれ違いながら道を歩き、部屋に入ってご飯を食べる様子、陽の光が入らないようにカーテンを閉めて寝る様子、頭に浮かびました。

後半のスーパービジョンでは、質問の中に、じっくりとCCに振り返ってもらう為の問いかけがいくつもあり、私は相談者のことばかり質問してしまっていたので、「CC自身がどうだったかという視点を持つ事」を学ぶことができました。

仕事柄、1日に受ける相談件数が多く、一人ひとりに向き合うという基本姿勢が疎かになっていると思い今回参加させていただいたのですが、事例にじっくり向き合う時間は、本来のCCの姿勢に立ち返る良い時間だったと思います。自分の「こう思ってくれるかもしれない」という期待の大きさ、どれだけ自分の発言、支援を過大評価しているか考えました。

やっぱり定期的に学ぶことは大切ですね。ありがとうございました。

当日の講座の様子

午前の講座が終了し、お昼は、皆さんと一緒にランチへ。
キャリアコンサルティングの話はもちろん、日常のことまで話が尽きません。
こういう時間も、対面講座ならではの魅力ですね。

キャリアコンサルタントとして活動していると、迷ったり、立ち止まったりすることもあります。
そんな時、同じ志を持つ仲間と話せること、一緒に考えられることは、大きな支えになります。

気がつけば、講座はあっという間に終了の時間。
もっと皆さんとお話ししていたいと思うほど、名残惜しい一日となりました。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
また皆さんにお会いできる日を、今から楽しみにしています。

それでは、今回はこのあたりで。

今回ご紹介した講座のご案内