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8月19日(水)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(相談記録の書き方)の様子

8月19日(水)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(相談記録の書き方)の様子

執筆者 | 山本 陽子

8月19日(水)に、Google meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング
~

を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの山本陽子です。
この日は国家資格キャリアコンサルタント更新講習
『相談記録の書き方(K-5)』を開催いたしました。
お盆明けの平日夜間での開催でしたが、多くの方にご参加いただきました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます。

平日夜間の開催にも関わらず、みなさん最後まで活発に質問をされていて
とても意欲と熱意のある講座になりました。

今回の参加者さんの声にも「すべて大事だと思うとすべて逃してしまう」
という言葉がありましたが、私もまさにそれでした。

もっとも痛感したのは、最初に2級CC技能検定を受けた時です。
口頭試問で根拠も意図もまともに答えられず、
学んできたことが身についていないと実感しました。
そこで最初に取り組んだのが、この『相談記録の書き方』講座を復習し、
いつもの面談記録から「自分の面談を振り返る」ことを意識して書くことです。

講師の八木澤さんも繰り返し伝えられていましたが、
「相談者のために書くのが記録。自分のために書くのはメモ。」
その意識を忘れないように、日々の記録も成長の糧になるようにしたいですね。

さて、ここからは今回の更新講習の振り返りとなります。

講習内容の振り返りは、今回からYouTube動画にてお届けしています。

動画ではありますが、基本的には「お話をしている動画」なので
「ながら聴き」で気軽に聞いていただけます。
八阪センセが振り返りをしてくださっていますので、ぜひ復習にご活用ください。

「相談記録の書き方」の講習の振り返り

では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。

ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。

参加された方の声

これまで私は、面談記録を相談者のために書くものだと意識していませんでした。面談で起きたことや相談者の状況、自分が感じたことを書いておけばよいと考え、「自分はしっかり書けている」「相談者との関係性も築けている」と鷹をくくっていました。しかし、「相談記録は誰のために書くのか」と繰り返し問われ、自分の記録は、相談者への支援に役立つものではなく、自分が面談を思い出すためのメモに近かったのではないかと気づきました。

私は、相談者が話した出来事や置かれている状況など、表面に現れた事実を中心に書き、自分が分かるのだから、他の支援者にも分かるだろうと思っていました。しかし、それだけでは、相談者が出来事をどのように受け止め、何を感じ、何を言えずに抱えてきたのかまでは伝わりません。事実と私の見立てを混同せず、誰が読んでも相談者の姿や内面が理解でき、次にどのように関わればよいかが分かる記録にする必要があると感じました。

また、相談者が笑ってくれたことや、「実は」と話してくれたことを、関係性が築けた証しとして、自分に都合よく受け取っていなかったかという疑問も生まれました。相談者のほうが私に気を遣い、合わせてくれていたのかもしれません。関係性を早く築こうとして私が前のめりになり、相談者を理解する前に答えを急いだことで、話したくても話せない思いを残してしまったこともあったのではないかと振り返りました。

相談記録には、相談者の内面だけでなく、相談者と支援者との間で何が起きていたのかも残す必要がありどのような問いかけや言葉によって表情や語りが変化したのか、何が安心につながり、何に戸惑いやためらいが見られたのかを振り返ることで、関わりの中で築かれたリレーションが見えてきます。それを記録することが、次の支援者に「この相談者には、どのように関わることが大切か」を伝えることになると考えました。

今後は、事実だけを並べるのではなく、相談者の言葉や物事の捉え方、感情の動き、効果のあった関わりを丁寧に残し、担当する支援者が替わっても、相談者が支援者に気を遣わず、傷つくことなく、抱えてきたことを安心して話せる関係をつないでいける記録にしたいと思います。そして、相談者本人が読んだときにも、「自分のことを表面だけでなく、きちんと見ようとしてくれていた」と感じられる記録になっているかを問いながら書いていきます。

講座を受けての気づきは大きく2つあった。
一つは、CLとの関係性構築に関する記述に対する意識の低さもしくは欠落があったことである。その原因として、「結果としての関係性をA(見立て)に記載すればよい。」と考えていたことがあり、そのように考えるに至った理由として、相談記録の目的に関する自らの勘違いがあったのではないかと考える。

上述の勘違いの中身について、まず、「関係性(構築)はCCとCLの関係性を意味するものであり、記録はCLのためのものであるから、CCは黒子に徹してできるだけ表(記録)に出てこない方が良い」という前提で記録作成に当たっていた。
今般改めて考えてみるに、「記録はCLのためのもの」の部分は誤っていないものの、CLが記録の主役という理由でCCの関係性構築のための働きかけなどを省いてしまうと、結果的に読み手が(特に記録者以外が記録を読んだ際に)CLのありようを明確に把握できなくなることに気づいた。それ以外に、関係性構築のためのアクション等が散発的に登場する相談記録は読みにくいという印象があって避けていた部分もあったが、それは関係性構築に関する記録が書かれていることが問題なのではなく、主語述語の記載が不明瞭であることが多かったという記載の仕方の問題なのだと気づかされた。

もう一つの気づきは、知らず知らず「無難な、パッと見読みやすい」記録の仕方に陥っていことである。その過程として、面談の数をこなす中で、行動や記録全てにおいて「相談者をCCが経験的に得たいくつかのパターンのいずれかに落とし込んで分類する」ということをしてしまっていたのではないかと感じている。結果としてCLの顔が見えづらい、没個性的な記録になりがちになっていた。
無論、目の前のCLのひとりひとりを軽んじるつもりはなかったが、記録の仕方によっては結果としてCLの顔を見えなくさせてしまっていたことがあったと感じている。

今回の講習を通して、面談記録は単に自分が面談内容を忘れないためのメモではなく、「相談者のための記録」であることを改めて認識しました。特に、SOAP記録とRelationを用いて面談を整理することで、相談者が何を訴えていたのか、何を本当に悩んでいたのか、自分はどのように受け止め、どのような意図で関わったのかを振り返ることができると学びました。

また、今回の学びを通して、自分自身の面談を振り返る機会にもなりました。キャリア面談を始めた頃は、関係構築ができていたか、自分の言葉が相談者にどう届いたかなど、一つ一つ丁寧に振り返っていました。しかし、経験を重ねる中で、面談をスムーズに進められるようになったことを、相談者にとって良い支援ができていることと捉えてしまい、過去の似たケースに当てはめて相談者を理解したつもりになっていたのではないかと気づきました。

今後は、面談記録を「相談者のための記録」と捉え、SOAP記録とRelationを活用して、自分の関わりや見立てを具体的に振り返りたいと思います。「この相談者はなぜ今、このことを私に話しているのか」「他にどのような関わりができたか」と問い直し、自分の思い込みや関わり方の偏りを弱点の可視化につなげていきます。さらに、記録を書いて終わりにせず、次回面談の前に読み返し、相談者一人ひとりに向き合うための自己研鑽につなげていきたいです。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講習の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。

講師の八木澤さんの柔らかで穏やかな口調と雰囲気の中、
学生支援を中心とした様々な現場での経験談を交えながら、
分かりやすく、自分のことに置き換えて考えやすい講義でしたね。

みなさんしっかりメモを取りながらよく頷いたり、
自分のことを思い出したりする様子が終始見られました。

ぜひ明日からの面談記録を「相談者の為に」、「相談者に説明できるものを」、
その「根拠はなにか」という自問自答をしながら整理して書いてみてくださいね。

最初は難しいと思いますが、そしてわたし(山本)も
まだまだうまく整理できていないと自覚と反省がありますが、
相談者さんのために一緒に成長し続けましょう!

それでは、今回はこのあたりで。

今回ご紹介した講座のご案内