8月2日(日)に、
「1級CC技能士と一緒に読み解く
ケーススタディ&グループスーパービジョン体験講座 in 大阪」
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。
先週の東京開催に続いて、この日は大阪でも対面の講座を開催しました。
大阪は弊社のホームグラウンドでもあるので、
慣れ親しんだ環境で講座を開催できることが嬉しかったです。
大阪開催の時のこだわりで、会場はおしゃれな洋館の中央公会堂を選びました。
建物の外観も、内部の様子も、重厚な雰囲気で素敵ですよね。
はじめて中央公会堂に来られた方はびっくりしておられましたが
雰囲気の良い会場で学ぶことで、モチベーションもより一層上がったのではないでしょうか。
当日はどのグループでも活発に、熱心に学びを深める様子が見られました。
午前の事例の読み解きでは、事例を各自で読み込んだ後の
意見交換の段階からすごくみなさんが熱心でした。
配布した事例に書いていることはあくまでも限られた情報だけですが、
そこから派生して広がっていくときに、
「もしかしたらこのCLさんはこんな問題があるかも?」
という発案がたくさん出ていたことを覚えています。
さらに、ただ単に場の雰囲気を保つために安易に賛成するのではなく、
「でも、この人の様子や事例の中身を見ると、その問題はないかもね」
と相手を尊重しつつもきちんと軌道修正ができていて
相互学習がきちんと機能している学び方をしておられました。
レベルの高い学習の場が自然とできあがるのは
参加されたみなさんのおかげですね。ありがとうございます。
午後のグループスーパービジョン体験では、
PCAGIP法の運営方法を使いながら、参加者全員で質問と検討を重ねていきました。
今回は特に、後半の私から事例提供者の質問の際に
2級・熟練レベルの視点で問いかけるとどうなるかと、
1級・指導レベルの視点で問いかけるとどうなるか、
この2つを比較しながら進めていきましたが、いかがだったでしょうか?
CC向けの指導・スーパービジョンが、
事例そのものではなく、事例を持ってきた方(CC自身)に対して
焦点を当てたものなんだ、ということがよくわかっていただけたかと思います。
また、試験対策も兼ねて学びに来られた方にとっては、
指導と言ってもダメ出しやお説教ではなくて、
あくまでも「一緒に考え、学び、成長する場所」というころが
しっかりと伝わる指導になっていたかと思います。
今回の学びをぜひ、ご自身の支援の現場でも生かしていってくださいね。
それでは、今回の講座の振り返りをしていきましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、上手に活用して復習してください。
「事例読み解き&グループSV体験講座」の振り返り
では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。
CCとして資質を高め、技量を磨こうという成長意欲を感じる
とても熱心な受講者さんの生の声です。ぜひみなさんにご覧いただきたいです。
参加された方の声
ケーススタディ&グループSV体験講座に参加いたしました。対面での開催で、八阪先生のお話を同じ空気感の中で聴けたこと、意欲の高い方々と和やかな雰囲気かつ互いの意見に刺激を受けながらディスカッションしたことから得られた感覚は、まずもって忘れ得ない、深く身に染みこんだものとなりました。
今回の講座で、特に自分にまだ足らない部分で、大きな学びになった点は、CLを理解するということはどういうことなのか、でした。CLが語ることから、いま置かれている状況を、言葉や文字だけで捉えるのではなく、映画のシーンのように映し出し、そこに存在するCLの状況を考えてみることで、CLが普段どんな気持ちで日々を過ごし、どんな人と関わりどんな言葉を交わしあっているのか、その状況で前を向いていけるのか等、言葉に表れていない、CLの思いが見えてくる体感をしました。CLが抱える本質的な問題や、ここをわかってほしいという部分を理解するには、これくらい深く広がりを持たせた洞察をしないと表面的な理解にとどまった関係構築やCL理解になってしまうと痛感しました。
関係構築をもっとも大切にされる八阪先生が語るCLの置かれた状況や背景というものは、とても深くて、CLが見ている可能性が高い世界を映し出されており、その視点で見るとCLの主訴や本質的な問題課題、言葉に表せていない気持ちへの理解が深まるものでした。人生の問題に関わる職業として最も大事な姿勢として、自分自身で常に心して取り組んでいきたいと思いました。
また今回のグループSV体験のなかで、事例提供者に対し、八阪先生の問いかけから、指導に至る流れや、先生の捉えたポイントの解説がありました。面談を行う中で、誰しもが持つCCの癖や傾向にフォーカスがあたり、質問の中で生じた矛盾や違和感が繰り返されたことで、通常の面談でも同様のことが起きている可能性を示唆され、指導につながるポイントになるとのお話でした。事例相談者の言葉や話したいと選択した内容を常に根拠として、
それを丁寧に取り上げる事が指導者主導にならず、事例相談者が受け取りやすいものとなることを実感しました。指導側が良かれと思うことでも、相談者の話からうかがい知れる、これまでの姿勢や行動から、受け取れる状態かどうかをしっかり見極めることも大事だということも体感することができました。
今回も学び深い講座ありがとうございました。
午前の実際に同じ事例を同じ時間かけて読み解くワークでは、私は「最近」のクライアントの気持ちの傾向に目が向いてしまっていました。その後、八阪先生が深さ・広さ・奥行きの観点で、これまで長い期間CLがどんな気持ちで夜勤のある勤務をしてきたか、出勤するのが夜遅かったり、これから一日がスタートする人たちを横目に帰宅したり、また一度結婚生活を体験した人が独り身になったときにどう考えるかといった情景を一つ一つ丁寧に説明してくださったことで、私もクライアントが最近だけでなく、これまで日々どんな気持ちでクライアントがいたのか、そして今回相談に来られたのかを映像のように思い浮かべることが出来ました。それでこそ、より共感ができるのだと身をもって感じました。
また午後からの講座では、同じ参加者の方からケースを出していただき、また質問に一つ一つ丁寧にご回答ありがとうございました。みんなで順番に質問をしながら事例を明らかにしていきました。今回つくづく質問する際には意図が必要と感じました。普段の面談では感じることの出来ない、他のCCの方の質問は学びになり、その中で私はこの質問をする意図はなんだろうかと自分に問いながら質問することができました。
また、八阪先生は自然とCCのクセに焦点を当たる質問を重ね、CCが抵抗することなくご自身で気づかれる場面には驚きました。まさしく八阪先生の仰る「指導」でなく「育成」を痛感いたしました。
私自身も気づいているクセもありますが、まだ気づいていないクセもたくさんあると思います。今一度振り返る機会をいただきました。1級チャレンジャーとして、1人のCCとして今後もより良い支援が出来るように前向きに尽力していきたいです。
まずは、参加させていただきありがとうございました。昨年も同じ講座に参加させていただきましたが、あまり理解できなかった前後、左右、上下の視点で見るという部分について、今年は少し理解できたと感じました。
午前中の読み解きの中で、「早期退職制度」「新しい仕事に就きたい」というキーワードだけで、早期退職制度はどんな制度?どれぐらい上乗せのお金があるの?、新しい仕事ってどんな仕事が就きたいの?年収はどれぐらいあったら生活できる?などと質問をしたくなる自分が未だにいましたが、立ち止まって考えることができました。
〇早期退職制度の話を聞いた本人の気持ちはどうだったのか?
〇なんで新しい仕事に就きたいと考えるようになったのか?
〇そもそも夜勤がきついだけで慣れ親しんだ会社を退職するという考えになったのか?
など、相談者が発言の裏にはどのようなことがあるのか、相談者の発言に生きてきた背景や環境はどのようなことがあるのかを少しだけではありますが、考えることができました。言葉に引きずられそうになる自分から、発言の意図を理解しようとできたのは、自分なりの進歩です。
また、先生から、「主訴と話していることは違う」というお話を頂き、非常に納得できました。どうしてその発言をしているのか?なぜそのように考えるようになったのか?を考えて面談するために、前後、左右、上下の視点で見るということなんだと思います。頭では理解を深めることができますが、いざ実践をするとなるとなかなかうまくいかないかもしれませんが、意識して面談に臨む姿勢は大事にしたいと思います。
午後の事例をもとに一人一人が質問する講座は初めて受講しました。
受講者皆さんの考えを一人一問の質問であっても間近で聞けるのは良かったです。自分の考えと合致する部分や考えつかなかった質問もあり、自分だったらこうするとか自分の考えを整理していくことができました。
ただ、今回の事例だと行ったり来たりと堂々巡りをする部分もあるような印象だったので、自分だったら慌てて、すぐに方向性を決めようとするかも・・と思いながら、あれだけ相談者の話を傾聴し、落ち着いて対応されるのは見習わないといけません。あくまでも「相談者第一」なので、残念ながらまだまだその意識が足らないということです。
今回の気づきを踏まえて、少しづつでも意識を変えていこうと思います。
午前のケースクライアント・グループスーパービジョン体験講座では、限られた事例記録を同じ時間をかけて読み解いた。同じ文章でも、参加者によって着目点や抱く違和感が異なり、キャリアコンサルタント自身のものの見方や関心が、事例の捉え方に影響することを実感した。私は、相談者が早期退職の説明をどのような思いで聞いたのか、離婚後の生活をどう考えたのか、長年続けてきた仕事が本人にとってどのような意味を持っていたのかが気になった。
八阪先生の解説から、記録に書かれた言葉だけでなく、工業高校卒業後、一つの仕事を長く続けてきた事実から、培ってきた専門性や強みを想像する視点も必要だと気づいた。また、交替勤務や一人での生活など、相談者が日々どのような景色を見て、何を感じてきたのかまで想像することの大切さを学んだ。長年築いてきたキャリアがありながら、なぜ未知の仕事を強く求めるのか。その背景を、過去・現在・未来の時間軸で捉えることが重要だと感じた。
午後は、両親の介護と自身のセカンドキャリアに関する事例を、PCAGIP法で検討した。多様な質問が交わされるため、全体像を追う難しさも感じたが、一人では見落としていた背景が徐々に明らかになる過程を体験できた。相談者の母親に対する強い思いが、介護やセカンドキャリアの問題にどのように影響しているのかを明らかにすることが、相談者自身の気づきにつながるのではないかと考えた。
特に印象に残ったのは、八阪先生が、事例相談者には自身の関わりの意図を問われても、相談者やケースの説明に戻る傾向があると指摘されたことである。私は質問と回答の内容を追うことに意識が向き、この点をまったく捉えられていなかった。良し悪しを評価したり原因を決めつけたりせず、実際に起きていることを事例相談者に返し、その意味は本人に考えてもらう関わりも新鮮であった。
今回、自分にはまだ見えていない点があることを再認識した。相談者の生活背景を丁寧に想像するとともに、事例相談者が何を意図して関わり、そこにどのような特徴が表れているのかを捉える視点を、今後の事例指導や1級技能士へのチャレンジとしての関わりに生かしていきたい。
当日の講座の様子






こうしてあらためて写真で見てみると、
みんながそれぞれにディスカッションに真剣に臨んでいて
しっかりと考えてくださっていることが伝わってきますよね。
講座に参加していない人にも、この雰囲気が伝わって
「いい学びの場だったんだな」ということが見て取れますよね。
最後の集合写真の撮影の時には、みなさん明るい笑顔で、
なんとなく学校行事を思い出したのはわたしだけでしょうか。
一日講座は長丁場でしたが、充実感のある学びができたのではないかと思っています。
あとは、それをご自身に落とし込んで、力に変えていくようにしてくださいね。
参加されたみなさんが、さらに成長したCCになることを楽しみにしています。
今回は参加できなかった方も、この講座報告の記事や写真でわかる様子などを見て
今度はぜひ参加したいな!と思っていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回の対面講座で、あるいはオンラインでお会いしましょう。
それでは、今回はこのあたりで。
