ブログ

7月4日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(質問力アップ)の様子

7月4日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(質問力アップ)の様子

執筆者 | 石田 逸美

7月4日(土)に、Google Meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~

を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所の石田です。

私ごとですが、先日、約1か月ぶりに講座サポートを担当させていただきました!
今回の国家資格キャリアコンサルタント更新講習は、
講師の八阪先生による「質問力アップ(K-2)」の開催です。

「久しぶりのサポートだな」と少し緊張しながらも、
ワクワクした気持ちで準備を進め、いよいよ当日を迎えました。
……ところが、開始直前に思わぬハプニングが発生!
9時20分になっても入室許可ができず、画面の向こうでは担当スタッフ3名が大慌て。
何とか無事に講座をスタートすることができましたが
受講者のみなさまには、お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした。

そんな慌ただしい幕開けでしたが、講師の八阪先生は落ち着いた様子で、
いつもどおり受講者のみなさまを引き込みながら講座を進行。
その姿を見て、「さすがだな」と改めてプロフェッショナルな姿勢を
肌で感じたスタートでもありました。

「部下やクライアントから相談を受けると、
 つい『こうしたらいいよ!』とアドバイスをしてしまう。」

この記事を読んでいるみなさんは、そんな経験はありませんか?

相手の力になりたい、早く問題を解決してあげたいという思いから、
ついこれまでの経験をもとに答えを伝えたくなる方もいるのではないでしょうか。
しかし、実はその「良かれと思ったアドバイス」が、
相手自身の「考える力」や「主体的に行動する力」を弱めてしまうことがあります。

人が本当に納得して行動を起こすのは、誰かから正解を教えられたときではなく、
自分自身で「なるほど、そういうことか」と気づいた瞬間です。
今回の「質問力アップトレーニング」では、相談者が自ら考え、
前向きな一歩を踏み出せるよう支援するためのコミュニケーションを学びました。

わたしがサポート業務をしながら講座を聞いている中で
特に印象的だったキーワードの一つが、「時間泥棒にならない」という考え方です。

これは、支援者が話しすぎることで、相談者が考えたり話したりする
大切な時間を奪ってしまわないようにする、という意味です。
相談を受けると、良かれと思ってこちらが長く話してしまうことがあります。

しかし、それは気づかないうちに「こちらの熱弁タイム」となり、
相談者が考える時間や話す時間を奪ってしまうことにもつながります。

大切なのは、支援者がたくさん話すことではなく、
相談者がたくさん考え、話せる時間をつくること。

質問を通して相手の思考を整理し、自ら答えにたどり着けるよう支援することが、
結果として問題解決への近道になることを学んでいただきました。
相手の行動を変えたいとき、必要なのは「正しい答え」を伝えることではなく、
相手が自分で気づき、自分で選択し、
自分の意思で一歩を踏み出せるような問いを届けることというお話でしたね。

今回の講座を通して改めて感じたのは、支援者の役割は「答えを与えること」ではなく、
「相手が自分で答えを見つけられるよう支えること」だということです。
わたし自身も今回の学びを日々の支援に生かしながら、
一人ひとりが自分らしい答えを見つけられるよう、
「相談者中心」の関わりを大切にしていきたいと思います。

さて、ここからは今回の更新講習の振り返りとなります。

講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが、
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「質問力アップ」の講習の振り返り

では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。

ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。

参加された方の声

今回の講座を通じて、質問力は「どんな言葉を使うか」だけではなく、その質問をする自分の意図が本当にCL第一になっているかが大切なのだと学びました。
これまで私自身、相手の話を丁寧に聴くことは意識していましたが、振り返ると「自分が知りたいから」「次の展開につなげたいから」という、自分側の都合が質問に出ていた場面もあったのではないかと感じました。

特に本業が営業職であるため、相手の課題を把握し、解決策を提案し、意思決定を後押しすることに慣れています。その経験は、信頼関係づくりや対話力という点では活かせる一方で、キャリアコンサルタントとしての面談では、相談者をこちらの考える方向に導くのではなく、相談者自身が経験や価値観を整理し、納得して選択できるように支える姿勢が必要だと改めて気づきました。

営業では「次に進めましょう」「この方法が合っています」といった言葉を使うことがありますが、キャリア支援では「どのように感じていますか」「次にできそうなことは何でしょうか」といった、相談者の内省や主体的な選択を大切にする言葉が求められるのだと思います。また、「話を引き出す」という言葉についても、CC側が主語になってしまう表現であることに気づかされました。相談者は引き出される存在ではなく、自分のタイミングで語る主体であり、CCはその語りを尊重し、お話をしていただく姿勢で関わることが大切だと感じました。

中盤のワークでは、限られた情報の中でも相手の世界を広く深く想像しようとすることが、良い質問につながることを学びました。「聴いてみないとわからない」で終わらせるのではなく、聴く前から相手を理解しようと努力する姿勢を持ち続けたいです。

今後は、営業職で培ったコミュニケーション力を活かしながらも、キャリアコンサルティングの場では一度営業的な視点を脇に置き、安心感や中立性、CL第一の姿勢をより大切にしていきます。日常の中でも相手が何を大切にしているのかを考え、言葉を丁寧に選びながら、相談者にとって安心して話せる存在を目指していきたいです。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講習の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。

講座を通して印象的だったのは、受講者の皆さまの真剣な学ぶ姿勢でした。
終始、穏やかな雰囲気の中にも熱心に講習へ取り組まれ、
一つひとつの問いに向き合う姿がとても印象的でした。

特にグループディスカッションでは、「わからないこと」や「理解しきれないこと」をそのままにせず、
グループで意見を出し合いながら、最後まで考え抜こうとされる様子が見られました。

答えを急ぐのではなく、お互いの考えを尊重しながら対話を重ねる姿は、
まさに今回のテーマである「質問を通して相手の思考を引き出す」ことを実践されているようでした。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


今回の学びが、日々の相談支援や部下育成、キャリア支援など、
それぞれの現場で生かされ、一人ひとりの「気づき」と「主体的な行動」につながることを願っています。

それでは、また。

今回ご紹介した講座のご案内