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6月7日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(質問力アップ)の様子

6月7日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(質問力アップ)の様子

執筆者 | 大藤 園子

6月7日(日)に、Google Meetを用いたweb形式にて、
「国家資格キャリアコンサルタント更新講習」
~相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング~

を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所の大藤です。

本日は国家資格キャリアコンサルタントの更新講習
『質問力アップ(K-2)』を開催いたしました。講師は八木澤先生です。

この日、わたしの暮らす地域は一斉清掃の日でした。
朝7時から河川敷の草刈りに参加して、それから講習準備をしたのですが、
6月の第一日曜日は一斉清掃をする自治体が多い、と聞いているので、
もしかしたら今回参加してくださった方の中にも、草むしりをしてから参加した、
という方がいらっしゃったかもしれませんね。

講習は最初から最後まで真剣に、かつ和やかな雰囲気で進行しました。
八木澤先生はふだん大学でキャリア支援をしていることもあり、現場での事例が多く語られました。
その事例がとてもわかりやすく、すっと耳から心に届く時間がたくさんありました。

グループワークでは、結論が出そうになってから根底がひっくり返って、
迷いが結論になった、というチームもありました。
でも、迷いを迷いのまま、持ち帰ることも大切です。
なぜなら、その問いについて考え続けることになるからです。
この「考え続ける」ということも、日常からの訓練かもしれません。

この講習では、質問の「型」ではなく「意図」が大切、ということを学びます。
「なんのためにその質問をするのか」
「いま口にしようとしているこの質問は、自分のためではないのか?」
そうやって立ち止まることがなぜ大切なのか。真の「相談者第一」とはどういうことなのか。
そのことを、参加してくださったみなさまは、三時間半の講習の最初から最後まで、
自分ごととして考えを巡らせたのではないでしょうか。

「そうはいっても、年齢も性別も聞かないまま職業紹介なんてできないんじゃない?」
と思われた方には、そんなことはないよ、とわたしたちはお答えします。
わたしたちからお伺いしなくても、自分の問題解決に欠かせないと思えば、
必要な情報は相談者さん自身が教えてくださるはずだからです。

ヒアリングシートを埋めるために質問するのではなく、相談者さんが話したいことを
話していただいた結果、シートが埋まる。そんな面談をしていきたいですね。

さて、ここからは今回の更新講習の振り返りとなります。

講習内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが、
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「質問力アップ」の講習の振り返り

では、ここからは参加されたみなさまの感想・お声をご紹介します。
今回もたくさんの方からメッセージ・感想をいただきました。ありがとうございます。

ここで紹介するお声はごく一部だけになりますが、講習内容の復習に、
あるいはこの記事をきっかけにして弊社の更新講習参加の検討材料に、ぜひご活用ください。

参加された方の声

本講座で、相談者が話すメリットのある内容について、相談者主体を意識した質問ができていないという自身の課題に気づいた。ワークでは、受容する意図での質問が多い傾向にあった。受容的な態度はラポール形成において重要である一方で、相談者はメンタル面でのカウンセリングに来ているわけではない。感情面に寄り添い掘り下げることが多くなると、相談者にとって話すメリットがあるとは言えない問いとなり、本来の目的であるキャリアカウンセリングとは異なる方向へ進んでしまう。

現場での面談を振り返っても、建設的な話を進めることが不十分なまま終了していることが少なくないかもしれない。このようになる理由として、私自身の自己肯定感の低さや、CCとしての自信の欠如、嫌われたくない、認められたいという感情があるように感じている。そのため、必要以上に相手の気持ちの受容や共感に偏る傾向にあるのではないかと考える。そうではなく、適切なタイミングで思考の転換を図り、話してよかった、来てよかったと思ってもらえる面談でなくてはならない。これまでCLから不満やクレームを受けることはなかったため、このような面談の進め方でも問題ないという慢心があったのではないかと反省している。

私は面談場面に限らず、自分の意見を言うことに対して苦手意識がある。私生活や職場での会議においても、より良いと思う案やその理由があるにも関わらず、相手と異なる意見や提案をすることで不快な思いをさせるのではないか、その場の雰囲気に水を差すのではないかと気にして、発言を控えたり本心ではないまま同調することがある。それは相手を優先しているようでいて、自分に対する評価を気にしているだけであり、その姿勢は誠実とは決して言えるものではない。

まずは日常からの訓練として、身近な家族や友人に対し、自分の意見や提案を発信することに取り組みたい。自分が良いと思うことを伝える際に、相手が受け入れないのではないかという懸念は、相手を信じていないことにも繋がっている。面談においては予測や見立てをすることは必要であるが、それは決めつけることとは異なる。真摯に考えた視点や提案であれば受け入れてくれるだろうと相手を信じ、自信を持って提案したり、意図を持って思考の転換を促す質問をすることが、誠実に向き合う姿勢なのではないか。今回気づいた課題に真摯に取り組んでいきたい。

今回の講習を通して、私自身のインテーク面談における課題を改めて認識することができました。これまで、相談者の状況や背景を把握しようとするあまり、情報収集型の質問が多かったと、最初のアンケートで突き詰められました。

私は、相談者の現状を理解しなければ内面や感情を理解することは難しいと考えていたのですが、まず、大切なのは相談者が「今、何を語りたいのか」に耳を傾けることであると改めて学び『相談者主体とは』について、考える機会となりました。特にインテーク面談において、相談内容や非言語的な表現から相談者の思いや感情を受け止め、「あなたの話したいことを言葉にしてください」という姿勢が重要であり、その姿勢に欠けている自分がいたと考えさせられました。

また、相談者の気づきや主体的な語りにつなげるためには、感情受容型、思考転換型の質問を適切に活用することで、相談者自身の語りを促し、言葉にすることで整理になると痛感しているところです。「言うは易し行うは難し」、その中で私自身がどのように自分のものにしていくか、日々の生活からも意識していきたいと考えています。

この度は講座を受講させていただき、誠にありがとうございました。私にとって、自身の課題点を見つめ直す大変貴重な時間となりました。今回の講座では、質問力を高めるためには、単に質問の技術を磨くだけではなく、それ以前に相談者の立場に立ち、相談者が自身の考えや気持ちを整理できるよう、また、相談者のための問いかけを意識する姿勢や心構えが何より大切であることを学びました。また、相談者の人生の方向性に影響を与える仕事に携わる者として、自身の認識の甘さについても痛感いたしました。

普段の業務(高校勤務)においても、生徒や教員をサポートする立場として意欲的に活動しているつもりでいましたが、いつしか私の中で「あきらめる」場面が増えているように思います。面談に限った話ではなく業務全般の中で、「生徒や教員主体の思考」を常に持って誠実に接していたとは言えない、独りよがりな言動が多々あったように思います。今後は、サポートする側の人間としての原点に立ち返り、生徒や教員主体の思考を第一に、相手の前向きな歩みを引き出す支援に最善を尽くしてまいりたいと考えております。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講習の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方はお早めにお願いします(修了証発行に必須の設問があります)。

参加してくださったみなさまには、講習の間ずっと、一言も逃すまいとメモを取る方がほとんどでした。
そして、八木澤先生の問いかけに、自分ならどうするか、と真剣に考えていらっしゃる様子が伺えました。
「自分が担当しているあの相談者さんに、明日どう訊けばいいのかな」
そう考えているように見える方もいらっしゃいました。

グループワークは3つのチームにわかれましたが、それぞれ進行に個性がありました。
にぎやかに話すグループ、テーマに添って丁寧に意見を出し合うグループ、
また、司会を決めて進めていくグループなど、さまざまでしたが、
どのグループも自然に全員が発言し、その意見を丁寧に受けとめながら検討を重ねていて、
「相手を尊重する」という姿勢を自然に身につけるとはこういうことか、と感じました。

参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
またみなさんとお会いできる日を楽しみにしております。
これから出会う相談者さんが、みなさんの前で深い思いを整理できる時間を持てますように。
レポートもお待ちしています!

それでは、また。

今回ご紹介した講座のご案内